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日蝕(日食「にっしょく」:eclipse)の明暗

★2012/05/22(火)【イエメン・ナショナルデー】
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午前四時四四分起床、宮崎市内はくもり、
午後からは晴れ。昨日は世界中が日食フィ
ーバー一色となりました。(一時的に)こ
れほど多くの方が快晴を願った(日若しく
は)事はないでしょう。



ご存じのように昨日は走り梅雨前兆
の如く、天候は小荒れでしたね。

また日食をプレミアムなお祭り化とし、
その経済効果も大きかったようです。
しかし歴史学的に古代からの日食、
そのモノの捉え方はもっと〃神聖で
聖域であったかのように思えます。

(わたしは)日食を快く肯定したいの
で、あえて広くて薄い紐帯から否定的
な意見をいくつか拾いましたので、以
下を忘備的に紹介します。

例えば、幕末まで、日食は不吉とさ
れ、その日、天皇は一切の祭祀と政務
を取りやめました。しかも、事前に御
殿を筵(むしろ)で覆って、日食の穢
れ(ケガレ)が御殿にかからないよう
にしたと言われています。日食の光り
が天皇や御殿に当たれば、国が不吉に
なって、天変地異や疫病などが起きる
と本気で信じられていたのです。

またこのような考え方もありました。
金環日食で沸いているところ、水を差
すようで申し訳ないが、わざわざ専用
グラスを買って日食を見るなど、私に
は狂気の沙汰としか思えない。古の日
本人が信じたように、私は日食は極め
て縁起の悪いものであって、見たら運
勢を落とすと信じている。

マスコミが、やたらと金環日蝕を盛り
上げて、「みんなで一緒に見よう」な
どとハシャイデいるのも異様な感じが
しました。何か大衆が、悪しきものに
マインドコントロールされているよう
な印象を受けました。今回の金環日蝕
フィーバーは、健全な事ではないです
ね。

このような時に宮内庁からお言葉が
欲しいものです。

★日記のキーワード:日食
(今晩の月:二日月・既)