利根別川現場取り組みの紹介
1.野生生物への配慮 レッドデータブックから検索し保護対策を考える。
2.自然景観:伐採物の減少(盛土の前に土嚢を積んで木を保護)
3.大気汚染対策:ガソリン車の使用
4.現場のイメージアップ
協議会で花壇花植え 地域の方々の「たまり場」コミュニケーションスペース
5.橋にはプランターを設置
6.掲示板、意見箱の設置し地域要望の収集に努める
(黒板を置き 工事の工程や内容などを記入 意見箱設置)
7.工事アンケートの実施(着工前)→現場に反映(意見、要望、その他)
着工後にも実施予定(8件実施、2件回収)
8.ごみのポイ捨て防止看板設置。(ごみの産卵状況を説明して町内会長さんに了解)
子供飛び出し防止看板設置
9.インターンシップ受け入れ 測量実習 大型重機添乗 災害防止講習会参加
日々の実習の感想を実習中毎日書きそれをイントラにアップ
10.地域とのコミュニケーション
・工事便り、現場カレンダーを毎日配布
地域の方が驚かれる・・・「工事に対するイメージが変わった」と言われる。
当初8件のみ配布。町内会長より評価をもらい30件に増加(町内会長が配布)
・食堂に掲示依頼(工事現場カレンダー)・・・お礼に月に一度その食堂で食事
食堂のPRをHPで紹介
11.現場のHP、30件見てもらえているので、もしかしたら・・・・とはじめてみる
現場カレンダーの工夫、子供向け重機にイラストを貼り付け
12.地先の要求、自動販売機の設置
13.安全教育を地域住民と・・・交通安全教育車現場の作業員だけでなく地域の住民とも
町内会の回覧板で「安全教育車に乗ってみませんか?」。地域の方々から「こういう取り
組みは よいよね?」と、評価される。
・ 地先の方々と懇親会 焼肉大会、上は70歳下は0歳お土産で花火のプレゼント。
・安全教育者での実習や焼肉パーティでの写真をアルバムにして配る。
14:検定時PPT
・作業状況を動画で・・(きちんと説明文字入り、見る人への配慮)
・CCPMで工程管理・・・(ソフト利用)
【所感】
3日前から念入りに準備されていただけあり、非常に聞き応えのある発表。
はじめてのプレゼン・・・という話だったが非常に聞きやすかった。
やはり、地域の方々との交流・反応から「仕事に対する手ごたえ・面白さ」を感じて
おられる様子がダイレクトに伝わってくる。
田中さんと全く同じく、どこか「仕事に対する喜び」を感じられておられるのでは?
と受け止められて仕方がなかった。
花壇を「人々のコミュニケーションスペース」と位置づけるあたりは、ここでも、「人」
に対する取り組みそのものであり、バトンはきれいに受け継がれる。
また、TOCについても非常に良く勉強されており、「難解な理論」を整理して非常に
わかりやすく説明してもらえた。TOCのポイントをあそこまで簡潔・明瞭に説明する
為には理論をしっかり理解していないと出来ないものである。これについても、感心
させられた。
【砂子組事例発表を聞いて】
ITに対する取り組みと称して、すべての発表者が「人」に焦点が当たっていたのにまず驚かされる。
また、すべての方が生き生きと、何か楽しそうに仕事に取り組まれてかのように発表されていたのが、非常に印象的であった。
どれだけ「しんどい事、厳しい事」があっても地域の「人」からの感謝や評価、発注者と言う「人」からの信頼や評価にひとつ良いものがあれば、すべてが報われたように感じられるという好例ではないかと考える。プロの仕事を感じさせてもらえる要素でもあった。
また、内地からお客さんを迎えているだけに、「検定」という言葉を「検査」という言葉に置き換えたり、発表者全員が自分の年齢、家族構成などをきちんと自己紹介されたり、と非常に細やかな心配りが素晴らしいと感じた。
折角、素晴らしいアプローチをされておられるだけに・・・
@ 社内での更なる共感と浸透。あとに続く人材の育成。
(現状では100%全員の取り組みではないとの事より)
A 表現手法、プレゼン手法の更なるブラッシュアップ。
B 広く一般市民に「砂子組の取り組み」を紹介する場があると、もっとよいのでは?
その「場」をどうつくるか?
と、言った点が、強いて言えばの課題であるかとも考える。